『延慶本平家物語全注釈』巻6 出ました!

 『延慶本平家物語全注釈』のシリーズ第6巻ができあがった。
 このたびも、原稿チェック……、つらかったなぁ。でもこのできあがりの喜びがあるからのぉ。今朝自宅に宅急便が届いたとき、差出人を見て一瞬「げげっ!」っとなってしまったところが病んでるが、よくよく考えれば校了して久しいんじゃんか。ニヤニヤしながらパラパラし、撫で回してたら……、遅刻しそうになった。
 さぁ、いよいよ第6巻です。半分まで到達しました。着々と進んでいますねぇ。この注釈の会のメンバー、もう注釈書中毒症(ふふふ)みたいに取り組んでいるものだから、内容はますます充実。最終的な編集を手伝わせてもらいながら、すごいエネルギーだなと感心しきりであります。
 そんな本書、ぜひ研究室に、図書館に、座右に、枕頭に…。どうぞよろしく。
 延慶本注釈の会 編 汲古書院より。定価本体13,000円+税。

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# by koidolab | 2012-05-24 10:57 | 樵蘇書屋トーク | Comments(0)

娯楽のための映画鑑賞

 先日、映画「宇宙兄弟」を観た。…観てしまったというべきかも知れないが。
 朝っぱらから“金環日蝕”などを観察してしまったワタクシは、研究日であったことをいいことに、仕事をギュギュッと片付けて、ふらりと映画館へ行ってしまったのである。
 世代的には“兄弟”よりは一回りも上なんだが、少年時代、アメリカ合衆国の“アポロ計画”に、なんだかすっげぇ~っていう思いを寄せていたワタクシ。きっとバッタモンだったのだろうけれど、アポロキャップを気に入ってかぶっていたのを記憶している。“月面”ってのがなんともいえない魅力を放っていて、重力が地球の6分の1だとか、それは球体としての大きさが関わっているのだとか、水や空気がないということはどういうことなのかとか…。なんだか夢があったわよねぇ。だからなのか、「ムーン・ウォーク」とか、「月面宙返り」とか、「月の裏で会いましょう」とかに反応してしまうのだね。もっとも今どきは宇宙探索もずーっとその先まで行ってるようだが。
 さてその映画「宇宙兄弟」。原作ノータッチで観たのだけれども……、これがまぁ、おもしろかった。
 ロケット打ち上げのシーンなんか、そうそう、こんなアングルでロケット打ち上げを観たかったんだよねぇ、という感じでかなりナイス。トム・ハンクスの「アポロ13」も(やはり)見たのだけれど、あの打ち上げシーンよりもかっこよかったなぁ。日本人初の月面着陸の第一声も、意外とジーン。映画の終盤、古い写真がスライドショーのように出てくるのだけれども、かつて少年だったことがある人ならば、ぐっと来るものがあるはずだ。
 不覚にも、40代半ばのおっさんが、若い二人のイケメン俳優さんに泣かされてしまった。
 まったく…。
 ここのところ、「テルマエ・ロマエ」がいい例だけども、マンガが原作の単純に楽しめるような映画しか見とらんなぁ。若かりし頃は、ストーリーに没入してぐらんぐらんに心が揺さぶられるようなヘビーな映画が好きだったものだが。ま、そういう映画って、見終わるとぐったりするんよね。最近ホラ、体力ないから。
 「ファミリー・ツリー」なんかはやっぱり気になってはいるのだけれども、なんか現実世界で身につまされるような気がして…。見終わったときの疲労感を想像すると、怖くて見られないのである。
 ここ数年は、映画は娯楽、そう割り切ろうと思う。
 まもなく劇場版「ドラえもん」とかに付き合わされるのかも知れないけど。
 んで、おとなのほうが泣いちゃったりするのかも知れないけど。

 そういえば、先日誕生日を迎えた息子が、将来の夢のひとつに宇宙飛行士も入ってると言ってた。
 なんて贅沢なんだ。

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# by koidolab | 2012-05-22 22:00 | Comments(0)

懐かしい人々。

 今日は、前任校の短期大学で最後に担任だった卒業生がミニ同窓会を開くということで、声をかけてもらえたので喜び勇んで…勇んではいないな…、参加させてもらった。
 会場は懐かしの本八幡。
 こんな小洒落たお店があったっけというくらい洒落たお店で、女子会+おっさん1人の会は始まった。
 短大を卒業して4年目の彼女たちは、まだ23、4。仕事が軌道に乗って忙しくなっている盛りだったり、あるいは転職や結婚、出産と、人生の一大事が今まさに押し寄せてこようという世代である。集まれた面々はもちろん、そこにいない者にまで話題が及んで…。4大生に比べれば、2年も早くにハタチそこそこで社会に出ていったのだもの、そりゃぁいろいろと社会の荒波に揉まれるよねぇ。
 でもまぁ、これからが人生の面白いところだから。まだまだ時間はたっぷりある。一喜一憂、右往左往、大いにけっこう。がんばってやってくれぃ。相変わらず旧姓で呼んでしまうかも知れないけれど、応援しているよ。皆さんのこれからに幸あれ!

 またこんな集まりがあったら、ぜひ呼んでくださいませ。
 みなさんが“おばさん”になっても大丈夫。コイドが“おじいちゃん”になってるだけだからね。
 今日は楽しい時間をありがとうございました。


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# by koidolab | 2012-05-19 23:59 | Comments(0)

金曜日はあれこれ想う。

 今日は未明に雷鳴にうち驚かされて不本意ながらもスタートを切ってしまったため、この時間にしてすでにねむい。

 今年度の金曜日は、本務校の大妻で1限、午後から3コマ連続で、お隣の二松学舎にて非常勤講師を務める。大妻は演習、二松は3つとも講義。1限から演習というのも受講者にとって大変だろうが、午後から3連続で講義というのもかなりつらい。ひとつは『平家』を読み、ひとつは軍記文学全般を扱い、もひとつは『保元』を読んでいくという…。授業内容を考えるとき、もう少しなんとか考えればよかったものを。ま、今さら遅いし、他になにができるかってハナシもあるんだが。
 もっとも、授業中はおもしろくて楽しくて仕方がないんだけれども、いかんせん、講義のための準備の時間が。うろ覚えでハナシをつなげていくことは、かろうじてできる。でも、大学生相手にそれでは失礼というものだ。少なくともウラをとっておかないと…なんてやってると、あれよあれよという間に時間は過ぎ去り、そしてまた金曜日。1週間なんて速い速い。
 かつてはもう少し時間にゆとりがあったような気がする。
 時間の使い方がへたくそになってきたのか。
 効率を上げる基礎体力が低下してきたのか。
 そんなことを考えることに時間を多く割くようになってきたのか。

 ともあれ、1週間なんて速い速い。
 速い速い1週間が、4回ほど繰り返されれば月が改まり、その月が3回ほど改まれば季節が移ろい、季節が4回移ろえばもうひとつ年をとるわけだ。コイドはあといくつ年をとるんだろうかのぉ。

 ちなみに本日演習を担当してもらったのは、『徒然草』の次の段。
 あだし野の露消ゆる時なく、鳥部山の煙立ち去らでのみ住み果つる習ひならば、いかにもののあはれもなからん。世は定めなきこそいみじけれ。
 命あるものを見るに、人ばかり久しきはなし。かげろふの夕べを待ち、夏の蝉の春秋を知らぬもあるぞかし。つくづくと一年を暮すほどだにも、こよなうのどけしや。飽かず、惜しと思はば、千年を過すとも、一夜の夢の心地こそせめ。住み果てぬ世にみにくき姿を待ち得て、何かはせん。命長ければ辱多し。長くとも、四十に足らぬほどにて死なんこそ、めやすかるべけれ。
 そのほど過ぎぬれば、かたちを恥づる心もなく、人に出で交らはん事を思ひ、夕べの陽に子孫を愛して、さかゆく末を見んまでの命をあらまし、ひたすら世を貪る心のみ深く、もののあはれも知らずなりゆくなん、あさましき。
第七段
 深いねぇ…。コイド、当年44歳。


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# by koidolab | 2012-05-18 11:06 | Comments(0)

今週のカブト…政宗公還御。

 端午の節句を終え、つらい巡業から生まれ育った地、コイド・ラボに戻ったムネっち。
 しばらくは鎧櫃(骨壺ではない)の中で休んでいたが…、否、忙しくて出してやれなかったのだが、先日やっと取り出して組み上げた。今日はそのご報告。
 組み上げていくときは、出来たところからだんだんと鎧立てに着せていったのだったし、先月巡業先に到着したときも、ほぼ完成形を護送した…拉致しただけだったので、じつは今回、鎧櫃に収めたのも初めてだったし、こんだけバラバラの状態から鎧を着せていったのも初めてである。
 こんだけバラバラ、というのはどんだけバラバラかというと…。
 かなりバラバラだ。

 兜の緒の締め方なんてすっかりわからなくなってるし…。兜の緒を締め直すような気持ち、というのはわかってるつもりだけれども、実際に兜の緒の締め方はねぇ。一応コイドも現代人だからな。
 ともあれ、再びマガジンを引っ張り出してきて、各部品の装着方法を確認しながら組み上げていく。

 そして。
 じゃ~ん。
 おかえりー、ムネっちー!
 ここは静かでいいところだよ。たまにゼミ生がやってきて賑やかになるけれど、洗濯物を干されたりはしないからね。

 と、いうことで、「伊達政宗所用 黒漆五枚胴具足」、研究室に戻りました。
 ご覧になりたいかたはお気軽にお越しください。


「エヘヘヘ…。」


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# by koidolab | 2012-05-17 15:30 | 今週のカブト | Comments(0)

ハイ、チ~ズ!

 今日は研究日ではあるが、午後から研究室へやって来た。
 お借りしている資料の、“大撮影会”である。
 …“大撮影会”とは僭称であるな。コイドが一人研究室で本を1ページずつ撮影する、というだけなもんで。
 セッティングは例によってこんな感じ。
 マイ・カメラとマイ・三脚を持参。ライトは共同研究室からお借りした。なお、三脚も借りられたのだけれども、マイ・三脚は、垂直下を向けられるアタッチメントがあるので便利なのよ。
 撮影すること2時間半。カットにして430弱。
 本が相手だから、「ハイ、チ~ズ!」とか、「次はこんな感じでいってみようか」とか、「いいねぇ、いいねぇ。もっと情熱的に…」とかいった声をかけるでもなく、ただただ淡々とめくってはパシャ、めくってはパシャ、めくってはパシャ…。かなり単純作業である。
 これがうっかりしてると、めくってはパシャ、めくってはパシャ、パシャってはめくる…みたいなことになって、およよよ、丁(ページ)をとばしてないか? と、慌てて確認する始末。これ、フィルムの時代だったらどんなに大変か…。デジタルカメラ様々である。撮りためた画像はさっそくPCへ移してフォルダに分類してと。
 便利なものよねぇ。
 しかし、このカメラ、子どもと本くらいしか撮影してないなぁ。もっと艶っぽい写真も…、特に撮りたくもないか。

 ところで、書物を置いた撮影用の台。なかなか立派なのをもってるでしょ?
 コレ、じつはコレなんです。

 コレ。限定ものだったけれども買っておいてよかった。本当によかった。
 …そう、無理にでも思おうとしている。

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# by koidolab | 2012-05-14 16:10 | Comments(0)

うた恋い。3 読了。 

 やっと読み終えた。マンガは自宅へ持ちこまないようにしてるので、連休をまたいでの読了となってしまった。…ん? なにか間違っています?
 さて。シリーズ3作目。素材としても難しくなってくるだろうけれども、よくできてる。…と思う。
 今回は清少納言の周辺。清少納言といえば歌というよりも散文・学識のイメージがあったので、なるほどねぇと思いながら読み進めた。終わりかたもなかなかよろし。
 もちろんこれらは、史実に着想を得た娯楽作品であるわけなんだけど、宮廷内の大まかな人間関係を把握するにはいいかもね。なお、平安時代を、このような美しいもので充ち満ちている時代と捉えてしまうと、大河ドラマの絵面は、確かに汚く見えるわな。個人的には、王朝ものは美化されすぎてんだろ!って思っていますが。

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# by koidolab | 2012-05-08 15:14 | 樵蘇書屋トーク | Comments(0)

今週のカブト…巡業千龝楽。

 ムネっち、お疲れさん。
 つらいドサ回りの旅が終わりを迎えた。巡業の終了だ。
 子どもたちに腕を引き抜かれたり、月輪の前立てを刀代わりに振り回されたり、目と鼻の先に生乾きの洗濯物を干されたり…。
 お疲れさま。
 まずは“鎧櫃”に納めて帰宅を待つことに。そうそう、バックの掛け物は、“六日の菖蒲”とシャレてみた。イタチの最後っ屁だぜ。
 鎧櫃におさまっていく過程も、子どもらは興味津々に見ていたが、すべて納め終わると奥さん。
 「骨壺みたいにも見えるわね。」
 …な、なるほど。言われてみれば何となく。なので、早めに移動してほしい由。…了解した。

 ところで、ムネっちの巡業に終わりが見えてきた過日、今度は、どうやって“帰宅”しようかという新たな問題が浮上してきた。巡業に出た時は、誘拐もしくは拉致状態で連行したのだが、今度はそうもいくまい。
 そう思って、コレを怪しまれずに運搬できる適当な風呂敷などはないかとネット上を徘徊しているところを、奥さんに目撃された。
 「なに探してるの?」
 …か、かくかくしかじか。
 「そういうのを本末転倒と言うわね。」

 ……。
 客っっ観的だなぁ。僕は奥さんのそういうところを尊敬しているよ。奥さんリスペクト。
 むしろ無印良品か何かの大きなビニル袋に入れて運んだ方が、よっぽど怪しまれないよね。
 納得だ。

 さ、ムネっち。帰ろう。静かなところへ。ムネっち。

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# by koidolab | 2012-05-06 19:38 | 今週のカブト | Comments(0)

こどもの日

 こどもの日。
 これからの子どものための日。
 この日、日本国内すべての原発が停止した。
 たまたまこの日に、銀座線の新型車両1000系に乗った。
 車内の電灯が間引かれていなくて明るかったのが印象に残った。
 なんだか、やっていけるんじゃないか、と思った。

 コレ、聴いて。アカマツくんには事後承諾を得るので。



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# by koidolab | 2012-05-06 01:15 | Comments(0)

ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン2012

 今年は完全復活、ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン。去年はホントに大変な年であった。こんなイベントがきちんと開催されることに、まずは感謝である。
 さて、年に1度の音楽祭。まだまだこらえ性のない愚息&愚女を伴っての一般のコンサートはやはり敷居が高いので、いまだに「0歳からのコンサート」…。
 およそ、心静かにクラシックを愉しむ、なんて環境ではないのだけれども、ま、年に1回くらいは“我々が”生でオーケストラを聴きたいもの。子どもの泣き声を排除して、特定の音源に耳を傾ける…、そんな技能を身につけた我々は、そちらの技能を全開にしてひさびさの生演奏を愉しむ。
 チャイコフスキーの「くるみ割り人形」からの演奏は、上の息子は多少ピンと来るものがあって、そこそこ聞いていたようだが、下の娘はもう…。大丈夫かね、彼女は。ま、親のコイドも、「お、ホワイト家族…」なんて反応だから、程度が知れるんだがな。
 そういえばワタクシ、コレまでいろいろな著名人(ブツ?)に似ていると言われたことがあるけれども、かつてある学生さんに、「おじいちゃんちのリビングにおいてあったくるみ割り人形に似ています」と言われたことがある。そうまでして「…に似てる」って話題を引っ張りださなくても良さそうなものだがね。でも一応、「そうですか。よく言われますよ」って答えといたはずだ。
 ともあれ、わずか45分のコンサート、前回(一昨年)途中退場を余儀なくされたのに比べればまずまずの進歩である。
 心静かに(実際に静かに)コンサートを聴けるのは、あと何年くらい先だろか…。

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# by koidolab | 2012-05-05 23:23 | Comments(1)

今、聴きなおす。その後。

 先日購入したRCの「カバーズ」。うっかり車のデッキに入れっぱなしになっていて、5歳の息子を乗せながらかけてしまった…って、聴かせちゃいけないもんじゃないとも思うが。
 「イマジン」が終わりにさしかかった頃。
 なんだか子どものコーラスが入ってるように聞こえたので不審に思って耳を傾けてみると、「夢かも~しれなぁ~い♪」って、息子が歌ってた。
 すげー、清志郎さん。いや、ジョンのメロディーラインが普遍性を持つのか。いや、びっくり。
 直後に息子。「僕らは薄着で笑っちゃう」ってなに?
 ……。確かにそう言ってるね。これは特に意味はないらしいんだよ。「薄着=非武装」などと解釈する向きもあるんだけどね。どうやらあんまり深い意味はないらしい。…なんて答えてもわからんだろうから、「なんだろうねぇ」と答えておいた。
 うーむ。それにしてもすごいな。5歳の子どもをもつかむとは。

 ところで連休前の非常勤先で、講義3コマ目に入ってややグロッキー状態に陥っていたコイドは、どういう流れか、このアルバムは聴いときなさいみたいなことを話してしまいましたね。あれは大学教員という立場からすると、少々踏み出した発言になってしまったかなと反省しきりであります。発言内容については間違っていないと思いますが、余談とはいえ「授業」という伝達形態で話題にしたことについてですね、少々適性を欠いたのではないかと…。
 ま、今、聴きなおすべきという考えにブレはないので。“よろしかった”でしょうか。ね。

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# by koidolab | 2012-05-04 22:16 | Comments(0)

大人の休日

 今日は大学の休業日。昭和の日の振替休日に授業をやってたのに、平日の今日休みとは…。もっとも、休日の授業をやることについては不満があるが、平日が休みとなることについては、まっっったくもって不満はない。
 さてそんな今日は。
 いつものように子どもらを保育園へ送り届け(子どもはカレンダー通り。コレ当然)、まずは散髪。
 完全なる床屋派であるコイドだが、じつはこの地に転居してきて以来、ここと決めてる床屋さんがない。今回も目に付いた行きずりの床屋に入ってみる。
 メガネを奪われたコイドはもはやものを見ようという意志もなく、床屋さんのなすがままに時を過ごす。うーむ。蒸しタオル最高。今日の床屋さんは、タオルに気持ちいい匂いを含ませてまずまずの合格点。
 さて仕上がったらしく、メガネを渡されて「いかがでしょうか」と…。
 短すぎないか? 引退後のレスラーみたいにも見えるが、今さら「もう少し長めに」とも言えまい。ま、10日もすればそこそこ伸びるであろう。
 さて、さっぱりした(さっぱりしすぎた)ところで今度はお昼。
 ちょっと前に見つけて目をつけておいたそば屋へぷらりと行ってみる。
 大ざる・天ぷら・ビィル。…いいね。
 じゃ、雨が降り出した午後はどうしようか、ってことで、映画館へ。映画『テルマエ・ロマエ』を鑑賞。純粋に楽しめる映画だった。伊香保温泉の石段が懐かしかった。那須の温泉も、たぶん行ったことがあるところじゃなかろうか…。連載中の漫画を原作としているのだけれども、終わり方もなかなかよろし。阿部ちゃん、いいね。
 映画館を出て16:30。
 タリーズでコーヒーを飲みながら購入した映画のパンフレットを眺めていたら17:00。
 …と、いうところで大人の休日は終了。
 子どもらを迎えに行ったら、明日からはゴールデンウィークという苛酷な重労働期間が始まるのである。

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# by koidolab | 2012-05-02 22:57 | Comments(1)

今週のカブト…ムネっち、健在ッス!

 ムネっち…伊達政宗クンのことよ…、ご覧のとおり健在である。
 しばらく桜の模様を背負っていたけれども、次なるバックは「恋の瀧昇り」、じゃなくって「鯉の瀧昇り」。
 ちなみにこれらはいわゆる“手ぬぐい”。それを「手ぬぐい額」なるものに入れては季節季節を楽しんでいるというわけだ。わが家から自転車で10分ほどの江戸東京博物館のミュージアムショップには、手ぬぐいがそれはそれはヴァリエーション豊かに販売されていて、展示は見ないけどミュージアムショップには立ち寄るという…、ちょっと不真面目だけども便利に立ち寄らせてもらっている。
 さて、今回の「恋の瀧昇り」、じゃなくって「鯉の瀧昇り」は、『江戸名所図絵』などでも知られる長谷川雪旦による「十二ヶ月図」のうち、「三月 鯉の瀧昇り」を図案化した江戸東京博物館オリジナルの手ぬぐい。株式会社かまわぬ謹製。ま、3月の図柄とはいえ、「恋の瀧昇り」、じゃなくって「鯉の瀧昇り」ですから。「鯉の瀧昇り」、「こいのたきのぼり」「こいののぼり」「こいのぼり」…。端午の節句にもいいんじゃないかと。モノトーンであるところも、黒漆五枚うんぬん…甲冑に合うでしょ。
 うん。いいね。

 ところでわが家におけるムネっちの居場所。
 雨が続くと、乾ききらなかった洗濯物がムネっちの前にぶら下げられることになる。
 残念、ムネっち。残念無念。かわいそうだが…、仕方があるまい。こらえてくれ、ムネっち。
 そしてともに明日の晴天を願おうではないか。
 きびしい巡業期間が終わったら、コイド・ラボの特等席を提供してやるからな、ムネっち。

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# by koidolab | 2012-04-26 16:02 | 今週のカブト | Comments(1)

今、聴きなおす。

 水曜日は狭山台校への出校日。ついつい車で来てしまう。タイヤも新しくなったしねぇ…。

 いつもはJ-WAVEをたれ流しながら、フンフンフン♪って運転してくるのだけれども、今日はこの2枚を聴きながら来た。
 これかっ! ってすぐ分かるかたは、もういいオッサンたちだけだろうけれどもね。
 ご存じRCサクセションの「カバーズ」、ならびにザ・タイマーズの「ザ・タイマーズ」。
 発売直後、大変な問題となったことで知られるこの2枚…。そのいきさつを知りたいかたは調べればよいが(ってずいぶんと冷たいわね)、まぁ、いろんな意味で“問題作”なわけなんだな、これが。
 一時期生産も止まってたんだけども、数年前に復刻。ずーっと気になっていながら、なんだか買えなかった2枚。というのも、発売当時コイドはこれらを買っているのだ。しかもかなりきちんと聴いてたはずだ。今日、車の中で次々に流れる清志郎さんの言葉、ほとんど覚えてたから。でも、どこにも見あたらない。…公立の教員になったときに捨てたんだな、きっと。危ないので。というのはただの黒い冗談で、多分どこかにはある…はず。でも見つからないんだ。

 そうだった、そうだった…。とんがってたなぁ、これを聴いていた頃。かつての意味としての「ヤバイ」が、現在の意味としての「ヤバイ」に転化したことを、深ぁ~く納得させてくれる2枚だ。うん。ヤバイッスよ。
 「ラヴ・ミー・テンダー」の“長生きしてえな”なんて、涙が出るし。
 「サマータイム・ブルース」の“さっぱりわかんねえ、何のため?”って、そーだよなって。
 清志郎さんが今生きてたら、なんて歌うだろうか。

 若者諸君、これは聴いとくべきだよ。
 個人で楽しむのを目的としてなら、コピーもしてやるぜ(ってのはウソである)。今の若者だってこれを聴いたら何かは感じるはずだ。…そうであってほしい。

 ところでこの2枚、なぜ今頃になって購入することになったかというとですねぇ…。
 『うた恋い』の3をですねぇ…。楽天ブックスで買おうとしたら、なんでもCDと抱き合わせでポイントがどーのこーのってですね…。あんだけ探しても出てこないってのもありましたし…。歯切れ悪いですが、きっかけはそんなところなんです。

 でも。
 若者諸君、今、聴きなおすべきですわ。
 “その答えは 風の中さ 風が知ってるだけさ”…かもしれないけれども。

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# by koidolab | 2012-04-25 12:45 | Comments(1)

忙しいのはよいことだ、と自分に言ってみる。

 一昨日の木曜日、ドバッと仕事が増えた。ドバッとね。
 近いところでは5月中旬締切の原稿、遠いところでは向こう2年をかけての原稿、その間にも2ヤマほど、けっこうヘヴィな仕事が決まりそうだ。…否、決まったんだろうな、きっと。

 こういうことが決まっていくのはなかなかおもしろいもので、その日、3人の先生方と話をして、それぞれ別個に仕事の話が出てきて、あれよあれよという間に決まっていくという…。客観的にはかなり面白い1日だ。“振り返り占い”なんかを見たら、あの日、どう過ごせばよかったのかアドバイスをもらえたかもしれないな。

 ともかく、粛々と片付けていく以外なかろうなぁ。
 集中を切らさずに、できればクオリティーの高いアウトプットを目指したいところである…。

 ま、やるべ。
 忙しいのはよいことだ。
 きっと。

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# by koidolab | 2012-04-21 23:36 | Comments(0)

卒業生が来てくれました。

 年度はじめの雑事もだんだん落ち着いてきて、今日は2限のゼミが終わったところでぽっかりと時間が空いた。夕方の会議まで、神保町あたりに出かけてもよかったのだけれども、研究室で細々した仕事を片付けていた。
 今日は、3年前に卒業した学生さん(ん? 卒業生か)が来てくれることになっていたのだ。

 彼女たちは、コイドがこちらへ着任した年にすでに4年生で、わずかに1年しか重ならなかったのだけれども、こうして顔を見せに来てくれるというところが嬉しいではありませんか。
 コイドは当時、それまで短大でしか教えたことがなかったということもあり、短期大学以上、すなわち大学3、4年生に対してコイドの講義は通用するだろうかと、かなりリキんで準備をし、かなり真剣に講義に臨んだ記憶がある。…もちろん、今だってそれなりに、きちんとやってるさ。…やってますよね。…やってますよ、ホントに。
 ともあれ、そんなリキみ具合についても手探りの状態だったので、学生さんの反応を注意深く観察していた年だった。今日来てくれた卒業生は、わりとよく聞いてくれていた学生さんで、おかげでよく覚えていたのだ。

 卒業して3年。
 シゴトの要領もつかんで、ある程度は自分の仕事に緩急をつけて差配できる頃。仕事に振り回されないぶんだけプライベートも充実してくる頃で、その充実ぶりが、“母校へ行ってみようか”という行動になるんですな。
 なんかこう、輝いてましたね。社会人としての自信というか。
 うらやましく思いながら、久々に話をしました。よきこと、よきこと。

 他の卒業生諸姉も、ぜひ母校を訪れてほしいものです。
 この春卒業した方たちがやって来たら、「もう来たんかっ!」って言ってしまうかも知れませんが、3年、5年、そう、10年はたたないうちにまた訪れて欲しいものです。というのも、コイドのように卒業して20年もたってしまうと、母校といってもお世話になった先生はことごとくいなくなってしまうし、すっかり変わってしまって、懐かしさというより寂しさが先立ってしまうからです。
 母校を訪れるなら卒業後3~7年が適切ですね。漠然とした提案ですが。

 さて、そんなわけで、なんだか幸福な午後の一時を過ごしました。どうもありがとうございました。またどうぞいらしてくださいませ。

 ところで…。
 当時のコイドがリキんで真剣に取り組んだ講義の思い出が、『放屁合戦絵巻』ってのはどうなの。
 確かに前ふりで、こんなのもあるって紹介した記憶はあるけども。
 コイドの講義で思い出すことが…、それかいっ!

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# by koidolab | 2012-04-19 16:49 | Comments(3)

君影草ともいうんだとさ。

 先日近くの公園を散歩していたら、かわいらしい…、とっさに思ったのは“懐かしい”だったんだけど…花を見つけた。
 すずらん。
 スズラン。鈴蘭。…やっぱり、すずらん、だな。
 我が家の1階の部屋から見える塀際が、なんだか寂しいなぁと思っていた昨今、これはいけるんじゃないかと。
 さっそく(ネットで)調べてみると、なになに。半日陰くらいがちょうどよいと。えっ? 毒をもってんの? いくら食いしん坊の娘であっても はや3歳。庭に生えてる草をちぎって口にすることはなかろうな…、断言はできぬがきっと大丈夫だろう。へぇ。君影草ともいうんだとさ。なにやらロマンチックねぇ。おおぉっ! 地元のデパートも検索にひっかかったぞ! その名も「スズランデパート」。そっか。だからカタカナはなにかピンと来なかったんだな。

 というわけで、どこかに売っていないものかなぁと花屋さんの前を通るたびに目を光らせていたら…、正確には、花屋さんがあったら確かめようと昨日決心して、今朝最初に目に付いた花屋さんを見てみたら…、
 あった! 3鉢。
 これは帰りに買って帰らねばなるまい。そのためには仕事を早々に切り上げる覚悟だってあるぜ。

 そうして、ちょっと早めに大学を出て、朝の花屋さんのその場所を探してみると…、
 ないっ! 3鉢もあったのに。

 週明け月曜日の昼日中に、すずらんを3鉢も買い占めようと考えている人間が、コイドの他にいたなんて!
 しかもそれを企んでた人間がこんな近隣にいたなんて!
 軽いめまいを覚えながらも、一応お店の人に聞いてみた。
  朝、すずらんを3鉢見たのですが売れちゃったんですか(落胆気味に)…。
  あ、お店の中にしまったんです。風に当たってかわいそうだったんで。

 なんとすばらしい。
 人の優しい気持ちを引き出す花なんだな、きっと。
 3鉢買い占めようかと思っていたが、もしかしたら、ほんとにもしかしたら、コイドの他にも同じように急いで仕事を切り上げている人がいるかもしれないので、2鉢購入。

 さ、ようこそ我が家へ。
 花が終わったら、地植えにしましょう。


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# by koidolab | 2012-04-16 17:30 | Comments(1)

渋谷のライブハウスで。

 友人、赤松隆一郎のワンマンライブに行ってきた。渋谷のライブハウス、ギルティにて。
 大学時代の同級なんだが、これがまた、とても同い年には見えないいい男で…。
 大学の同級ということは、うちの奥さまとも同級であるわけで、一緒に行きたかったんだけどもチビどもが…ってことで、コイド一人、ふらりと行ってきた。

 いい、ライブだった。
 アカマツの人柄のでた、あったかくってちょっととんがってて気持ちのいいライブだった。けっこう前の曲もやってくれて、なんか懐かしくてじーんとしてしまったりして。そして自分でも驚いたことに、古めの曲はかなり覚えてたりして…。コイドは隠れファンだったんだな、アカマツの。

 サントリーのハイボール、美味しかったです。
 ウィスキ~がお好きでしょ♪ もよかったです。
 家族から多少後ろ指を指されながらも、出かけた甲斐がありましたわ。
 気持ちのいい時間をありがとう!

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# by koidolab | 2012-04-15 21:41 | Comments(0)

ゼミ花見

 今日から今年度のゼミがスタート。
 新たに3年生を5名迎えて、今年度は10名構成である。
 4年生諸姉は、3年生の範たるべくしてがんばってくれたまえ。
 3年生諸姉、コイド・ゼミへようこそ。これからいろいろ考え、学んで、いい卒論を書きましょう。2年間どうぞよろしくお願いします。

 …とまぁ、ガイダンスもそこそこに、第1回目のゼミは、千鳥ヶ淵~靖国神社を散歩してきた。
 例年、授業開始の頃には桜はすっかり散りきってしまっているものなんだけれども、今年は遅いんでね。
 ついね。ふらふらっと。
 サクラを見とかなきゃ中世は語れないでしょ。…って、ソメイヨシノは近世の産物だってば!

 ともあれ、大妻に通っていながら千鳥ヶ淵を歩かないほうはない。コイドの個人的希望にゼミ生を付き合わせてしまったカタチにはなったんだけれどもな。
 千鳥ヶ淵のサクラは、だいぶ葉っぱが目立ってきた。
 ヤスクニの桜はまだまだ見応えがあったけれども、それぞれの幹に貼り付けてあるお札が…。やっぱり“ヤスクニの桜”なんだよねぇ。

 そうそう、ゼミの時間に國學院大學へ遠足に出かけるのはスケジュール的に難しそうだ。
 コイドは会期中の月曜日に単身出向くことにするので、都合の付きそうな方はご一緒しましょう。
 連絡されたし。

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# by koidolab | 2012-04-12 23:23 | コイド・ゼミ | Comments(0)

授業開始

 今年度の授業スタートは狭山台校舎から。
 雨が降りそう…という天気予報にくじけて今日も車で来てしまった。
 箱崎ジャンクションは、もはや会得したと思われるけれども、今日はそう、中央環状線の内回り、千代田トンネルに入るちょっと前…、といえば、わかる人はわかるだろうけども、北の丸公園や千鳥が淵のサクラが少しだけ見えるんですよ。

 ちょうどそこにさしかかった時に、大粒の雨が落ちてきて、どういうわけか、その瞬間にブワーッと桜吹雪が舞いまして…。
 ビチビチビチビチッていう雨粒がフロントガラスをたたく音が、ひらひら舞ってるサクラの花びらがぶつかる音のような錯覚に陥って…。
 美しかったぁ…。
 なんだかゾワ~っとするとともに、わけもなく涙が出ましたわ。
 この雨で、東京のサクラは終わってしまうんでしょうかねぇ。

 さて、そんな感じで散る花を惜しんで涙しながら狭山に着いてみたら、サクラが追いついてきてましたよ。
 雨模様ですがたちまち復活です。

 1年生の皆さん、これから一緒に勉強していきましょうかね。
 どうぞよろしくお願いします。

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# by koidolab | 2012-04-11 11:50 | Comments(1)

4月9日の昼下がり

 研究室で授業の準備もある程度目処がたった3時半。サクラでも見ながら早めに帰ろうかと千鳥ヶ淵へ向かう。
 千鳥ヶ淵のサクラは今を盛りと咲き誇っていて、そぞろ歩く花見客も相当なもの。
 春だ。
 満開だ。

 ふと思い立って神保町は三省堂書店である本を探す。途中、フラフラと古書店を覗きこみながら。
 で、神保町から地下鉄に乗ろうと歩を進めるうちに、ふと見上げると…。
 ランチョンだ!
 つい、ついですね、階段を上がり…。
 かような次第ですわ。


 至福。
 去年は花見どころじゃなかったから。
 春になったらサクラが咲いて、花見を楽しめるのは当たり前。そんなふうに思ってた自分を恥じ入るよ。
 だからきちんと花を愛で、ビールで祝福しないとね。きちんと。

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# by koidolab | 2012-04-09 16:29 | Comments(3)

今週のカブト…政宗くん、巡業中。

 ついに完成した甲冑、政宗くん。
 端午の節句まではせめて息子のために家で飾ってあげようと思い立って、先週金曜日から移動開始。少しずつ分解して持ち帰れば、1週間もかからずに完了することであろう。
 まず初日の金曜日は、両袖と臑当て一対、佩楯、そして月輪の前立てを手提げ鞄に忍ばせて電車で持ち帰った。
 手提げから、月輪の端っこが見え隠れしてしまうので少々ヒヤヒヤもしたが、「あっ、それ甲冑の前立てですねっ!」などと声をかけられることもなく、無事に持ち帰った。
 翌土曜日、狭山台校まで車ででかけ(てその上遅刻してしまっ)たわけだが、復路は渋滞もなくスイスイと帰ってきて、ふと思いついてしまった。
 政宗くんを連れて行こう。

 土曜日の夕方、人気のない研究棟に忍び込むように入っていって、台座、鎧櫃をまずは積み込む。
 せっかく車なんだから、バラさなくてもいいんだが、アレをそのまま運ぶのも…。
 暫し思案の末、車のラゲッジルームに積んであるボロ布…ベビーカーなんかを積み込む時に敷いていたものなんだが…でくるんで搬出することに。
 当時の様子はこんな感じ。
 …どう見ても怪しい。不審である。
 盗仏か?
 嬰児誘拐か?
 シートベルトするべきか?
 春の交通安全週間ということもあり、辻々にお巡りさんが立っているのを見るたびに、これ、止められたら面倒なことにならないだろうか…と、またもヒヤヒヤしながら帰宅した。

 さて。
 息子といっしょに再び設置。
 息子、大はしゃぎ。
 娘、なぜ顔が黒いのかと怪訝そう。
 奥さま、デアゴスティーニってやる人がいるんだね、と大笑い。そして即座に、これは恒常的にここに置くことになるのかと。いえいえ、節句が過ぎたら研究室に持ち帰ります、と私。

 で、巡業中の政宗くんはこんな感じ。
 おさまるねぇ。
 サクラの季節が過ぎたら、後ろの掛け物も替えることにしましょう。

 そんなわけでしばらくの間、コイド研究室に政宗くんは不在です。
 御免。

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# by koidolab | 2012-04-08 22:26 | 今週のカブト | Comments(1)

狭山行き2度目にして

 今年度2度目の狭山行き。1年生の新入生オリエンテーションということで。

 箱崎ジャンクションへのリベンジを誓ったコイドは、今朝も果敢に浜町から首都高に進入し、箱崎ジャンクションを経て新宿を目指した。
 …やった。やったよ。うまくやれた! でも、次回もまたうまくいくとは限らない感じの心許なさであったな。少し練習せねばの。

 ところで、そんなことをやっていたから(か…?)、直後に首都高の渋滞にはまってしまった。心は焦りながらも、北の丸公園あたりのサクラの美しいことといったら!
 そして痛恨の…遅刻。
 1年生の皆さま、大変申し訳ございませんでした。
 以降、より余裕を持って出向きますので、万一、万が一にですよ、授業開始時にコイドが不在であっても、ちょっとだけお待ちになってくださいまし。

 やっぱり、時間が計算できる電車で行くべきなんだよな、狭山は。

 ともあれ、箱崎ジャンクションに初勝利。というご報告。

 と、遅刻してしまってすいません。というお詫びにて。

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# by koidolab | 2012-04-07 15:40 | Comments(0)

屈辱の箱崎ジャンクション。

 一年ぶりに狭山台校舎へ出校した。
 授業はまだ開始前なのだけれども、ガイダンス関係で。ひさびさに車でバヒューンと。

 朝、比較的余裕があ(ると思)ったので、浜町から首都高に入ってみた。いつも、箱崎から江戸橋くらいまでは混んでることが多いので、代官町の方面から乗るのだけれども、どうしても克服しておきたい壁があって…。
 箱崎ジャンクションである。

 これがホントにわかりにくくて、今まで浜町から首都高に入って箱崎ジャンクションをうまく脱出できたことがないんじゃないだろうか…うん、ないな。だから避けて通ってるんだけども。
 で、今日こそは! と思ってジャンクションに進入したはずなのに…。

 環状線を270°くらい周回することになってしまった…。またもや敗北。
 くっそ~。いつの日か、スルッと通り抜けてやる。
 箱崎め。ぐるぐる旋回してるうちに、方向感覚を失うんだよねぇ、あそこ。コイドにとってはまったくの鬼門である。

 そんなわけで、途中でスタバのコーヒーでも仕入れて余裕を持って到着する予定だったのにわりとギリギリで到着。残念。

 帰路は混雑もなくて快適そのもの。
 中央道高井戸から永福のあたりを快調に走らせることができると、かなり気持ちがよい。都心に突進っ! みたいな感覚でね(おっと! くだらないネ!!)。

 久しぶりの一人ドライブ。
 たまにはいいやねぇ。

 
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# by koidolab | 2012-04-05 17:30 | Comments(4)

今週のカブト#33

 ついに。
 ついに完成。





伊達政宗所用 黒漆五枚胴具足 どどーん!



 長かった。じつに長かった。

 山積みになっていく課題に心が痛むこともありました。
 甲冑制作中に研究室に人が来ると、なにやら後ろめたいものがありました。
 職場にデアゴスティーニからの定期便が届くのも、なんとも気恥ずかしいものがありました。
 それもこれも、みーんなぜーんぶおしまいです。
 いま心の中では、レミオロメンが『3月9日』を歌っています。

 いやぁ…。終わりましたか、ついに。
 やっぱりやってれば終わるもんなんだなぁ。やらなきゃ進まないけど…って当たり前か。
 それにしても、これにどのくらいの時間を割いただろうか。はたしてその時間の費やし方は正しかったのだろうか。確かに、お昼に奥さんの職場近くまで出かけていって、「メシでもどう?」みたいな時間はなくなってたよなぁ。
 うーむ、ついに終わったか。
 ちと寂しいような気もするけれども、でもまぁこれはこれ。しばらくはきちんとシゴトをしましょ。 
 そうそう。お気づきの方もありましょうか。“専用台座”も購入してしまったのです。そう、あの時に。幟やら飾り太刀、まして正宗立像なんかは購入しませんでしたが(誰か購入した人いるのかな…)。


 …あとは。

 これ、どうやって家の者どもにお披露目しましょうか。
 未だ妙案も浮かばず。


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# by koidolab | 2012-04-03 14:42 | 今週のカブト | Comments(0)

祝! ご入学・ご進級

 新年度が始まりました。
 昨日は東京国際フォーラムで入学式。ご入学おめでとうございます。

 一夜明けて今日、在学生ははやくも新年度のスタートです。
 はやすぎるよっ! って思いは、我々教員とておなじこと。もう少しのんびりとしたかったところですがねぇ。
 …とぼやいていてもしょうがないので、あらためて、ご進級おめでとうございます。

 今日から1週間は、怒濤のガイダンス期間です。
 じつはこの1週間、非常に大切です。たくさんの情報が伝えられ、下すべき判断も多くて大変ですが、ここでしっかりと“今年度”を見通しておかないと、来年、再来年が大変になります。
 集中力を切らさぬよう、のりきってください。

 東京のサクラも咲きました。
 今年度もまた、充実した一年となりますように。
 さ。集中していきましょ。


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# by koidolab | 2012-04-02 11:07 | Comments(0)

今週のカブト#32

 いいようのない焦燥感に駆られ、自宅にまで持ち帰って作業を進めること数日…。

 ついにすべての工程が終了した。
 平成24年4月1日(日)未明、伊達政宗所用「黒漆五枚胴具足」、完成だ。お日柄もよろしいが、けっして嘘ではない。

 最後の工程「臑当て」が、ついに左右ともに相揃った。
 …せっかくなので、ちょっと浮かれた感じで撮ってみた。

 うーん。感慨一入。
 であるがしかし、本体は研究室に残置してあるので、完成といっても、あんまりこう、実感がないなぁ。
 “感慨一入”になりたいんだけども、今ひとつこう…。ねぇ。
 膝下だけだからねぇ。なんだか将門の気持ちがわからないでもない、ような気持ちさえする…。

 なんかこう、完成を実感できそうなもの。
 それを前に缶ビールの1本も開けたくなるもの…。
 この13ヶ月余りの間に費やした時間、労力、そして浪費を悲喜こもごもに振り返ることができるようなもの…。





 ちがーうっ!
 ぜんっぜん違ーうっ!!

 やっぱり研究室でじゃないと、完成の感慨は味わえないわ。…無念。

 しかし。
 日付は改まってしまったけれども、そんでも、心情としては年度内に仕上げることができた。シゴトを持ち帰ってまですすめた甲斐があった。うんうん。(しばし涕泣。)

 …まてよ。

 シゴトを持ち帰ってやったというのは正確ではないな。
 そもそも趣味を職場に持ち込んで仕事の時間中にやってたわけだろう?
 自宅で趣味の時間を過ごした、という、本来あるべき姿をもって“完成”に到達した、と言うべきだったな。
 それにしてもこの実感のなさはいかがなものか…。
 「あ~、自宅に持ち帰ってまでやっちまったぜ」的感覚はどこから来るものだろうか…。

 やっぱりシゴトだったのだろうか、甲冑づくり。

 ともあれ、週明けには一式揃いの姿をお披露目できることでしょう。
 まずは祝杯です。熊の前でですが。

 それでは御免。

 
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# by koidolab | 2012-04-01 01:19 | 今週のカブト | Comments(1)

三浦しをん『舟を編む』

 “忙しい”を理由に読書から遠ざかることほど情けないことはないのだけれどの、昨今のコイドはまさにそんなであった。
 ずいぶん前から気にだけはなっていた本、それが、たった今読み終えた『舟を編む』である。
 国語辞典を作っていくという話で、まぁ、多くの読者には「へぇ~」みたいなトリビアをまじえながら、感動の結末へ…みたいなかんじなのだけれども、小学館の『日本国語大辞典』(第二版)…いわゆる「ニッコク」ね…の刊行に関わったコイドとしては、いろいろと思うところがある。
 関わった、といっても、作中にでてくる「大学院生」の、まさにあのレベルなんだけど、あのアルバイトは、ほんとにビンボーだったあの頃のコイドを支えてくれたものだったし、なによりも多くの資料に触れることができたという点で勉強になったし、まだ定職を持たない若き研究者の卵たちと知り合えた、有意義な場であった。巻末に自分の名前が記されているのを見たとき、それはそれは感激したものだ。コイド家末代まで語り伝えねばと。
 作中では、ほんとにあの頃、あの編集部どこかに作者がいたんじゃないかと思われるほど取材が行き届いていて、読み進めながら、仕事場だった小学館の辞典編集部の光景がつぎつぎと浮かんだ。会社近くの中華料理店とか老舗の蕎麦屋とか、エクレアの手土産とか…。作中の「松本先生」は、否応なしに松井先生を思わせるし(亡くなってはいないっす!)。編集部のKさん、今もお元気だろうか。近大へ赴任した当時アルバイト院生だったF君は、この本を読んだろうか。
 作品を読み進めながら、そんなことをつぎつぎと考えた。
 しかもこの本、気になりつつも読んでいなかったこの本を、実際に読むきっかけをつくってくれたのが、コイドに「ニッコク」のアルバイトを紹介してくれた先輩の書評であった。つくづくありがたいことだと思う。
 もちろん、こんな“特殊な”過去を持たない方でも十分に楽しめる作品である。…むしろコイドの追憶は、素直な作品解釈をしばしば歪めたかもしれない。そうそう、装丁も内容と関わっていて素敵だ。

 なお、今はちょっと手にいれにくくなってるかもしれないけれど、高田宏『言葉の海へ』も面白いですよ。こちらはかの近代国語辞典の金字塔、『言海』の編者、大槻文彦氏の物語。感銘を受けます。

 国語辞典の編集…、聞くからに地味なんだけれども、そこに関わるひとの想いは、なかなか熱いんですわ。上記の2作、読み比べるのもいいかもです。…って、国語的におかしな表現かもです。

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# by koidolab | 2012-03-30 01:22 | 樵蘇書屋トーク | Comments(0)

今週のカブト(番外:思案中:編)

 うーむ。
 なかなか妙案が浮かばぬな。

 カブトづくりに着手したのが去年の2月下旬。あれから一年余りが過ぎて、甲冑もいよいよ完成が見えてきたわけだが、なんとして自宅でお披露目したものか。

 実は、1年前からコツコツと作っててさ…。
 (↑ 後ろめたさからか、「コツコツ」が「コソコソ」に見えてしまった自分が情けない。)

 ま、これしかないわなぁ。
 甲冑のさねの部分がどうなっているかとか、威し糸の絡まり方はどうなっているのかとか関心があったのだと言ってもなかなか理解してはもらえまいのぉ。そんならなんで「大鎧」でなくて「当世具足」なのかと問い詰められたら答えに窮するなぁ、ってそんな質問はされないだろうけれども。

 例えばこういうことですわ。

 実は1年前から毎月限定ワインの頒布会に参加してて、先月ラベルコレクションが終わったんだ。 とか。
 実は1年前から毎月ゴルフクラブを集めてて、先月一式揃ったんだ。 とか。
 実は1年前から毎月極上スィーツを届けてもらってて、先月完食したんだ。 とか。
 実は1年前から毎月あの娘に慰謝料を支払ってて、先月やっと調停が成立したんだ。 とか。

 …やっぱりいずれもいい気はしないよなぁ。

 なおも検討を要すな。これは。


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# by koidolab | 2012-03-29 06:59 | 今週のカブト | Comments(0)

今週のカブト#31

 優越感に浸れたのはわずか数日。ア・ヒュー・デイズであった。
 間もなくパーツは提供され、そして作業を止めているのはコイド・サイドとなってしまった。
 そして…。先日、青山学院へ注釈作業に出かけたのだが、青山学院のお向かい、国連大学のお隣、こどもの城には、はやくも(…でもないのか)鯉のぼりが賑やかに泳いでいるではないかっ!
 卒業式までの完成という目標を達せなかった今、次なる動機付けは「今度の節句に飾ったる」ということだったのだけれども、考えてみれば、そのリミットは5月5日ではなかった…ということに気づかされたわけである。
 むむむむ…。
 4月に入ってしまうと、嘘のように、ほんとうに嘘のように4月1日からまるまる1週間パツパツで用務が入っている。嘘であってほしいと願いたいくらいだ。そしてその翌週にはもう授業がーっ! そうこうしてるうちに、連休なんてすぐに来ちまうぜ。

 まずい。はやく仕上げねば。

 と、いうことで、寸暇を惜しんで取り組んでおります。今日なぞは、パーツと工具を持ち帰り、ついに密かに自宅で“臑当てづくり”であります。
 で。左足完成。
 ボンド接着の誘惑はことごとく排除して、渾身のまつり縫い(比較的上出来の部分を拡大撮影)。
 装着時には、こんな感じになるわけだ。
 ナイス! …ちょっと手垢にまみれてしまってるけど。

 いよいよあと片足だ。
 がんばれー、コイドーッ!

 ところで、完成が近づくにつれて、また新たなる心配事が…。



 これ、奥さんになんて説明しようか。




 ちょっと考え事をせねばならぬため、今日のところはこれにて御免。


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# by koidolab | 2012-03-27 23:50 | 今週のカブト | Comments(1)
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研究室だより…もろもろ


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